2007年09月05日
「東大方式」
囲碁に“脳トレ”力があるようです。
いろんな方面から教育的効果があると注目されているようです。
確かにすごい忍耐力が付きそう。
なんてたって「結果に責任」「欲張ると破綻」が囲碁の極意だそうで、
これを極めるのには相当な、自己管理力が必要になるようなのです。
わたしもやってみようかな…。
東大の頭脳が囲碁の“脳トレ”力に注目している。教養学部で昨年から3年計画で進めている研究は、囲碁を打っているときの脳や心の働きなどを調べることで、その教育的効果を解明しようという画期的なもの。
すでに正式な授業科目として初心者の学生に囲碁を学ばせており、この日本伝統の知的ゲームの可能性に注目が集まっている。
「状況を判断して、自分の責任で決断し、実行したことの結果に責任を持つ習慣がつく」「見ているのに見えていないことがよくあることを、自覚させてくれる」「欲張ると破綻(はたん)することを思い知らせてくれる」?。
これらは、7月に刊行された「東大教養囲碁講座」(光文社新書)に載っている囲碁の教育的効果の一部だ。東大教養学部では現在、梅沢由香里女流棋聖ら3人のプロ棋士が講師になって、囲碁を知らない学生に指導している。
講義を担当している同学部の兵頭俊夫教授は「囲碁は勝手に打つことはできません。基本を学び、工夫する考え方は他の学問と同じです」と語る。
研究のきっかけとなったのは3年前の夏、日本棋院理事長だった加藤正夫氏が東大を訪れ、大学と日本棋院の連携で教養教育に囲碁を導入できないかと提案したことだった。
加藤氏はプロの国際棋戦で日本が韓国や中国などに押されていることに危機感を抱き、教育現場を通じた囲碁の普及と発展に強い関心を持っていたという。
昨年10月に研究がスタートし、効率よく学ばせるために開発された「東大方式」で初心者の学生にルールを教えている。「東大方式」とは(1)最も小さい練習用の碁盤「6路盤」で「石埋め碁」と呼ばれるルールで打って囲碁の基本を学ぶ(2)9路盤で模範局を学び、布石の考え方を身につける(3)「囲碁の心得」を言葉で学び、理解を深める?のステップで習熟していくプログラムで、東大駒場博物館で9月17日まで開催中の「はじめて出会う 囲碁の世界」展でも紹介されている。
今後は、囲碁を打っている際に脳や心がどのような働きをするのか、脳波や脳内の血流量などを調べて研究を進めていくという。これまで詰め碁など短時間の計測は行われていたが、長時間の対局における脳や心の活動は研究されていないという。熟練度による違いや局面での両対局者の変化を測定。囲碁の“脳トレ”効果を科学的に検証していく。
「囲碁は長い歴史があり、織田信長や豊臣秀吉も同じルールで打っていた。思考力を養うだけでなく、負けて心の整理をする経験もできる。生きる力がつきます」と兵頭教授は話している。
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